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10月から、とある組織に所属します

2021.09.27

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今回は今の僕の状況や心情を書いてみます。短めですので、少しお付き合いください。

2年半ほど前、一般社団法人働くしあわせプロジェクト(以下、はたプロ。僕の離脱後、同組織は事業内容を変えています)を卒業してから4bunnno3.comと言う屋号を掲げフリーでお仕事をしてきました。職業を就労定着デザイナーと名乗っていますので、仕事の範囲を障がい者雇用・就労に絞り、就労支援者・求職する障がい者・雇用企業にノウハウを提供しています。

お陰様で多くの方からオーダーを頂き忙しく過ごしていたのですが、少し前から違和感を覚えるようになっていました。

「僕、劣化してきている・・・」

はたプロでは当時、精神の方に特化した就労移行支援事業所を運営していました。7年ほどご利用者と生活を共にしながら、生み出したセルフケアスキルトレーニングの手法をはじめとした就労定着メソッドは、とても新鮮でした。最初はふわっとしたイメージだったものを、言語化し、体系立てて、誰もが使えるようにし、ブラッシュアップし続けました。

イメージとしては刀のような感じです。はたプロにいる間に打ち続けた刀は完成し、まずまずの作品に仕上げられたと感じていました。

しかし、その刀を使い続けているうちに、切れ味が悪くなってきているような気がするのです。この違和感はまだ決定的ではありません。なんとなくです。まだ十分使えるし、そん色ない効果を発揮します。しかし、2年半ほどで感じ始めたこの違和感はきっとこの先大きくなるでしょう。5年、10年後もその刀で戦い続けるのか?
そのことに悩むようになりました。

そこで、今年の6月くらいからお仕事を少し離れてみました。時間を取って、ゆっくりして映画を見たり、本を読んだり、ボーっとしたり。障がい者就労にまつわる企業を調べ、アクセスもしてみました。ありがたいことに大抵の会社のトップの方が、お時間を割いてZOOMでの面談に対応してくださいました。

同時並行で考えることがありました。娘のことです。
僕は20代後半で作成したライフプランで、子供が小さい間はできる限り一緒の時間を過ごすことにしており、そのことを守ってきました。特にこの2年半はほぼ在宅でのお仕事であったことから、小学校入学から現在の小学3年生までの間、かなりの時間を一緒に過ごすことができました。しかし、彼女との関係も変わりつつあり、また変えていく段階にきていると感じています。お風呂も一緒に入らないようにしていますし、口うるさく言うことも辞めて、可能な限り本人の意思や選択に任せるようにしたと思います。そのためにはもう少し距離を置いたほうが良いかもしれない。そんなことを考えるようになりました。

その結果、出した答えが、「もう一度組織に属して働いてみよう」でした。

7月の途中から就活をはじめました。50歳でそれなりの経験をしてきた人間をひょいっと雇う企業は、それほど多くありません。思った以上に苦戦しましたし、残念だったこともありました。それでも複数の内定を頂き、最終的に選んだのは、フロンティアリンクという会社です。

この世界の同志である方からのご紹介で出会った企業ですが、正直存じ上げていませんでした。HPを見ても?なところも沢山あり、調べるほどに大丈夫かなと思うところもありました(笑)

それでも代表や取締役との面接を数度重ねて、裏も表もなくすべての情報を開示して下さり、今の課題に僕の力を貸して欲しいとおっしゃって下さったことが決め手になりました。

正直、内定を頂いた企業の中で、給与条件は一番低かったです。
それでも就活を始めるときに、「給与額では決めない」、「もっともチャレンジングで楽しそうな仕事を選ぶ」と考えていたことに素直に従いました。

ただ、この会社100%在宅勤務です!
娘に「10月からパパ家にいないかもよ」と言ってきたのに、そこは何も変わらないことになりそうです(汗)。さらに副業OKなので、4bunnno3.comは継続します。

10月以降も、4bunnno3.comと新たに参加するフロンティアリンク社を、何卒よろしくお願い申し上げます。

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