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川崎市からの依頼で支援者向けの「雇用企業の多様性意識を引き上げるキラパタ定着支援研修」の2日目を実施しました

2019.09.30

report

8月26日に実施した初日に引き続き、2日目の研修を行いました。

主な内容は次の2つです
・活躍のアイデア会議の理解を深めるディスカッション
・キラパタ16種類を使った実践ロープレ

ご参加者には初日に学んだ「活躍のアイデア会議」をこの1か月間で実践してくるという宿題を課していました。ほとんどの方がこの難しい宿題をこなしてきていました。

自分が経験した活躍のアイデア会議を5名で共有後、ディスカッションをします。
このパートの目的は、情報だけではなく経験値の共有です。

人は、知っている(知識)だけでは、その知識を実戦で使うことはできません。経験することで"知恵"にすることが必要です。ですから、自分の支援相手を育て、実際に就職させる際に「活躍のアイデア会議」を実践することがもっとも知恵が身に付きます。

しかし、就職数にもよりますが、数多くの経験をすることはなかなか大変ですね。
そこで、他人の経験を自分の経験にすることをお勧めします。

上手な組織運営ができているところは、これが上手です。
皆さん、忙しいために共有時間をないがしろにしがちですが、お互いの経験を交換し合い学び合う機会の作り方を学ぶことこそ、組織力のUPには大切です。

そして、後半はロープレ大会です。
僕がメーカー系の人事課長役になり、3つのテーマを皆さんに渡します。
皆さんはそこに書かれている課長の悩みをクリアするために、16種類あるキラパタのどれを提案すると良いかを議論し、チームの代表2名が僕とのロープレに臨みます。

5分間という短時間なので、設定は信頼関係はあり、ヒアリングは完了していることにしています。単純に、課長の悩みにいずれかのキラパタを提案し、課長がやってみたいと思えばクリアです。

福祉系の支援者さんは、寄り添いは得意ですが、企業の人に情報を提供し、それをやりたいと思えるように伝えることは経験値が少ないように思います。

「今の問題をクリアするためにこれをやりましょう!私たちがお手伝いします!」

難しかったようですが、徐々にこう言えるようになってきました。
やりきった皆さんの笑顔が嬉しかったです。
お疲れ様でした♪

<ご紹介した組織>
川崎市 障害者雇用・就労推進課

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