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2023年 抱負

2023.01.07

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新年あけましておめでとうございます。

2023年が始まりました。
昨年は僕にとっては大きな変化の年でした。

以前のブログにも書きましたが、2021年の10月から参加した組織で新規事業を企画し、順調に推移していた矢先8月にその組織が解体する憂き目にあいながらも組織メンバー全員の安全を保障することに専念しました。
その後9月からKindAgentの茅原代表と活動を共にし、11月には本格的に参加をしています。

1)企業コンサルティング

マイナビパートナーズ(MPT)とタッグを組むことで、驚くほど具体的な相談が入るようになりました。その中でMPTの守屋氏と協議を繰り返しメニュー表を作成しましたので、本年度はコンサルのお仕事がずいぶん増えそうです。ちなみにメニュー内容は以下の通りです。

【雇用環境をアップデートする】
 ・メンタルの方への苦手意識を払しょくするセミナー
 ・セルフケアとラインケア適切な配慮のあり方を学ぶセミナー
 ・上司と障がい者の信頼関係を向上するセミナー
 ・活躍のアイデア会議・実践編

【採用手法と工程をアップデートする】
 ・優良人材発掘型 実習・インターンシッププログラム
 ・優良人材育成型 実習・インターンシッププログラム
 ・面接同席 スタイル設計サポート
 ・面接同席 実践サポート
 ・雇用前実習企画制作
 ・セルフケア研修
 ・セルフケアトレーニング(3か月間)
 ・精神障がい者 採用&定着コンサルティングプラン一式
 ・マッサージルーム開設支援

この中でインターンシップは僕が今まで携わってこなかった領域です。障がい者の就職支援に悩む大学の事情は知っていましたが、この短期間で複数の大学の先生や関係者にお話を聞くことができました。また多くはありませんが、障がい者に特化してインターンシップを行うことで優良人材を発掘したい、または育成のサポートをしたいという企業があることも分かりました。難しいのは「学生」「大学」「企業」の思惑や希望が完全に一致していないことにあります。学生はできれば楽に就職したいですから、インターンも短期間を希望します。大学は長期のインターンを歓迎はしますが学業との兼ね合いに難しさを残します。企業は掛けたコストと回収が見合うかを気にします。このバランスを取るのは容易ではなさそうですが、全体で膝を突き合わせて議論しながら進めていけば道が見えるのではないかと感じています。このインターンのことはまた別の機会に記事にしたいと思います。

メニューの中でご相談が多いのが、面接同席のサービスです。
企業の面接官の方は、つつがなく面接はこなしてはいるものの、本当に自分の面接で必要なことを聞けているのか、配慮に問題はないのか悩みながら実施しているようです。実際に数件実施しましたが、僕が受験者にヒアリングをする際の話の展開の仕方や踏み込み方などは参考になるようで「そうやって聞けばよいのか!」「そこまで聞いても大丈夫なのか!」と驚かれています。お互いのセルフケアスキルとラインケアスキルを出し合って、相性が良いかどうかはお互いが判断するというのが僕の考え方です。企業が一方的に判断する必要はなく、ご本人にも考えて頂きます。その意味でとてもお勧めなのが「雇用前実習」ですね。面接だけでは相性の良さを判断することは僕でも難しいです。こちらも年末に一社でご一緒しましたが、双方の学びや満足度が高い3日間を過ごすことが出来たようです。

因みに、僕のパートナーである茅原氏は、現役では恐らく日本で一番マッサージルームを開設している方で、実績数は50件を越えます。なので必然大量にご相談が入ります。ルームの設計アドバイスから人員の手配、運用のノウハウ提供まで一連サポートさせて頂いています。

2)行政とのタッグ
僕は川崎市や神奈川県と2015年からKSTEPというセルフケアスキルトレーニングを普及する活動をしています。そこでKSTEPの研修をして欲しいというお話は毎年、複数の行政エリアからオーダーがありました。ただ、一度きりの研修で何ができるかというと、正直なんとなく知識としてわかった気になるだけです。恐らく実際に精神障がい者雇用率に貢献できてはいないでしょう。そこで、現在関わっている長崎県と岐阜県には、もっと本格的に時間と労力をかけて地域にノウハウを根ざしませんかと提案しています。

まず、地域に本格的にセルフケアスキルトレーニングができる事業所を一か所作ります。その事業所には域内のあらゆる方が見学に行けるようにします。これを5拠点くらいまで繰り返した段階で、セルフケアスキルトレーニングの拠点作りは地域の自力に委ねます。次にラインケアスキルのある企業を数社作り、セルフケアスキルトレーニングをマスターした方を採用します。その企業も域内のあらゆる方が見学に行けるようにします。ここまでを2年ほど時間をかけて実行する計画書を現在ご検討頂いています。それぞれの現場では、精神障がい者雇用がうまくいってないとお感じとのことですが、「日本で一番精神障がい者雇用ができている」と言える取り組みにしていきたいと考えています。

1)企業コンサルティング
2)行政とのタッグ
今年は大きく、この2つの実績を積み上げていくことを抱負にします。
本年も宜しくお願い致します。

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