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4 メンタルの症状を取り巻く要素と構造 後半

2025.12.29

know-how

(前回の続きです)

さらに、自分のその時の症状や状態のときに次のことができるトレーニングを徐々に組み込みます。

可・不可:できることと、難しいことを整理する
回復対処:よい状態は維持し、悪くなりそうな状態は改善できる策を知っていて実施する
配慮相談:周囲と相談して自分の能力を発揮しやすい環境を整備する

これらの力がすべて身に付いた際の報告例は次の通りです。
「昨夜友人とLINEでやり取りをしていた際に、相手の言葉に引っかかる部分があり自己否定感が沸いてしまいました(特性や価値観)。そのせいで睡眠の質が低下し(三大生活基盤)、今日は眠気があり、頭がグルグルして、倦怠感がある(サイン)ので、気分は良くないです(気分)

この状態では集中力が低下し、いつもの業務ではミスが出る可能性が高いため(可・不可)、可能であれば今から10分ほど時間を頂き、席を外して2,3分分歩いてから、トイレの個室でリラックスできる動画を5分見て、深呼吸と水分補給することで状態の回復を目指したい(回復対処)と思いますが、良いでしょうか(配慮相談)。」

セルフケアを使ったコミュニケーションは、本人が自分の状態を把握し、回復行動を取れるだけでなく、困りの共有を通して双方の理解不足を解消することで、関係におけるストレスを引き下げる効果があります。周囲が自分を理解してくれる環境は、心の安定や生活の質の向上に繋がることが分かります。

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