2019.12.02
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先日、神奈川県から正式なオファーと完成したチラシが届きました。
神奈川県主催のK-STEP研修会をやります。
過去数年間、毎回50名以上の方にご参加頂く恒例の研修であるため、県下の多くの施設の方がすでにご受講されています。
しかし、次のような理解にとどまってる方が多いことが分かっています。
1)K-STEPは良くある生活リズムチェックのツールの一つ
2)毎日本人がチェックをしていればOK
3)本人が使いたいように使わせるのが一番
なるほど・・・
K-STEP、というかセルフケアトレーニングの重要性が伝わっていない。
K-STEPは、就業後に雇用現場で発生する次の三つのハードルをクリアするためのスキルを鍛えるトレーニングツールです。
【雇用現場の3つのハードル】
1)能力を引き出すハードル
「何を任せて、どのように育てたらいいのかわからない」
2)判断・共有するハードル
「コミュニケーションが取れず、必要な配慮がわからない」
3)関係や状態を回復するコスト
「トラブルが多く発生し、業務以外に取られる時間が多くなる」
このハードルを就業者(障がい者)と雇用現場の上司や同僚でクリアする必要がありますが、その方法の理解も準備も足りていないと、結果的にハードルに引っ掛かることがあるわけです。
何年もご一緒している 神奈川県の 雇用労政課 障害者雇用促進グループ の 梅田さん達とは、ずいぶん前から打合せをしてきました。
「昨年までのように、概要のみの研修で終わらせず、もっと支援者の方が使いこなせる研修にしよう!」
普段僕が15人くらいの少人数の方に3時間×3日間で提供している研修内容を、半分くらいの時間で、しかも大人数で実施するので、少し行き届かない部分もあると思いますが、K-STEPやセルフケアトレーニングの本質を学びたいという方は是非ご参加ください。