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状態を安定させる三つの基盤 ~睡眠編~

2020.05.07

know-how

K-STEPの研修で、状態に影響を与えるものとして「生活三大基盤」があるとお話しています。
 ・睡眠
 ・食事
 ・ストレス対処

先日ブログをご覧になった方から「食事のことを教えて欲しい」とか「睡眠がうまくいかないです」といったご連絡を頂きました。僕はこれらの専門家ではないのですが、今までに多くの本を読みいろいろと試してきて、自分なりの考え方は持っています。
そこで、皆さんが生活三大基盤にもっと興味をもって、ご自身でネットや書籍を調べてみようと思うきっかけになればと考え、今回の記事を書いてみたいと思います。

初回は、「睡眠」を取り上げます!
先にお断りしておくと、ここで取り上げるのは睡眠障害ではありません。ある程度睡眠ができるようになっている方や寝ても疲れが取れにくい方に向けた記事だとご理解ください。


◆睡眠は技術です♪
昔の僕も含めて多くの方が一番勘違いしているのは、「睡眠は量」だと考えていることです。ご利用者の生活リズム管理をしている方の多くは、睡眠時間をチェックしますよね。就寝時間と起床時間を見て、時間が十分と感じればOKで、短かったり長いとNGと考えがちです。

ところで、簡単に言うと睡眠には次の二つの目的があります。
 1)身体を元気にする!:疲れを回復し、免疫力を高めます
 2)脳を元気にする!:嫌なことを忘れ、必要なことを覚えて置くように整理します

元気でいるためには睡眠が大切だということですね。これは誰でもなんとなく知っています。しかし、多くの方と睡眠について話をして気付きました。睡眠量を確保していても身体や脳が元気になっていない人が多いという事実です (;゚Д゚)


◆睡眠は量より質
睡眠量も大切なのですが、質のほうが大切だと僕は考えています。質とはすなわち「睡眠の深さ」ですね。特に脳を元気にするのは、とても深い眠り(深いノンレム睡眠)です。

皆さんは自分の睡眠の深さを知っていますか? 最近はスマホアプリや活動量計などを利用すると簡単に睡眠の質を測定できるのでチェックしてみましょう。
僕も、活動量計を使ってみてわかったことがあります。同じ時間睡眠をとっていても、日によって質(深さ)が全然違うということです。どうすれば深くなるのか、何をすると浅くなるのかいろいろと試してみました。そして分かったことがあります。


◆睡眠に良くないことはやめて、良いことをする
「寝る前にTVやスマホを見ない」とか「寝る前に食事をしない」など睡眠に良くないことや良い情報は皆さんも聞いたことがあるででしょう。でも多くの方はこう思っています。

「私、あんまりその影響受けないんだ、寝れるもん」

僕もそう思っていました・・・
しかし、睡眠の質を1か月計測しながら試行錯誤して分かったことは、睡眠に良くないと言われていることを止めて、睡眠に良いと言われることをすると明確に睡眠の質は改善するということです。
このことは睡眠を量だけでしか考えていないときには気付きませんでした。質(深さ)の視点を持つことで、初めて質の改善に向き合うことができたのです。

睡眠に良いことや、良くないことはネットや本で調べると沢山出てきます。自分の悪習慣に気付き、それを改善することで、睡眠スキルは向上しますよ。


●まとめ●
① 睡眠アプリや活動量計を使って睡眠の質を計測できるようにします
② 睡眠の悪習慣を一つひとつ改善し、良い習慣を始めます
③ 睡眠スキルを手に入れる!

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