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僕が営業の仕事を 楽しい♬ と感じる理由

2020.06.16

report

緊急事態宣言が明けてから、多くの企業や支援事業者の方から仕事のご相談や依頼を受けるようになってきました。
コロナでの自粛中は例月の半分くらいに減っていた仕事も、凡そ元通りの水準に戻ってきています。

ご連絡があって始まる(PULL型と言います)お仕事でベースができているのは、今までの取り組みや発信がある程度ご評価頂けているからだと嬉しく思います。

一方こちらからアクションしていくことをPUSH型というのですが、僕は新卒のころはバリバリの営業だったのでこっちも好きです。

営業のお仕事が苦手とか、嫌だなと思う方もいるかも知れませんが、僕は営業ほど素晴らしい仕事はないと思います。理由はシンプルで3つあります。

【営業が素晴らしい仕事である理由】
 1.自分が会いたい人に会いに行ける
 2.知らない情報が手に入る
 3.人をしあわせにすることができる

1はこちらからコンタクトして、アポイントメントを頂くことができれば誰にでも会えるということですね。当たり前ですが、会いたいと言っても相手にメリットがなければ会って頂けません。

2は初めてお会いする方から聞くことは新鮮で知らないこともたくさん含まれていますね。そういった情報を聞き出す工夫はもちろんですが、こういう時には相手が考え込む(いい意味で)ような鋭い質問ができるといいなと思っています。

3は営業でもそう思っていない人が多いのに驚きます。多くの営業は売り込むことが仕事だと考えているからツマラないのです。天気の話をしてからおもむろに自社のパンフを取り出して説明しだす営業が多いですね。僕も新人の頃はそうでしたけど(笑) 
今日のテーマはここなので、もう少し詳しく書いていきましょう。

商売の鉄則をご存じですね「安いところで仕入れて、高いところで売る」これです。
営業が素晴らしい仕事である理由1,2,3とこの商売の鉄則をつなげると、あることがわかります。それはあるお客様から仕入れた情報のポイントを他のお客様に提供する(もちろん守秘義務は守りましょうね)ことでお客様をしあわせにして、さらに新しい情報を手にするという流れを作るのが営業のお仕事だということです。

今どきの具体例を挙げましょうか。
A社に行って「アフターコロナでリモートワーク環境の構築を検討する企業が増えていますね。先ほど伺ってきた企業では週の3日を在宅にすることで、一日当たりの職場利用者を減らすことで密環境の改善を図りながら、通勤交通費と今後のオフィス拡張の準備金を削減することで、在宅勤務手当を支払うことを検討するとお話しされていました」と情報提供をするのです。

ポイントは ①顧客が興味のありそうなトピックを選ぶこと 、②初めて行く会社でも何か一つの情報は提供すること(ネットで少し情報を集めればOK、ちなみに「先ほど伺ってきた」というのは脚色でもOK)、そして最後に③「御社はどうですか?」と質問をすることです。

すると、ネットの情報ではなくリアルなA社のリモートワーク環境についての考え方の情報が入手できますね。
その情報をもってB社に行き、同じことをします。すると、A、B社二つの情報が手に入ります。30社これを繰り返すとリモートワーク環境に対する企業の考え方ではあなたはエリアナンバー1の情報通になっています♪
提供できる情報はドンドン精度を増し「リモートワーク環境に関してはまだ検討中という会社もありますが、既にこんなことを始めている会社もありました」と言えるようになります。聞いている相手もあなたの情報を欲しがります。この情報があなたの価値です。

僕はいろいろな業界で営業をしていましたが、どの業界でも基本一緒です。売ろうと思うから辛い仕事になるのですが、相手が喜ぶこと、自分の情報に価値を持たせることを続けると、相手が近づいてきます。そしてあなたの売り物にも興味を持ってくれます。その時にパンフを広げてあなたが売りたいサービスや商品の話をしましょう。(僕はパンフは持ち歩いてなかったですけど)

【営業のお仕事のポイント その1】
相手が聞きたいときにその話をする、それまでは相手が聞きたい情報を提供する。
一つのテーマに絞って30社を目途に情報精度を引き上げる。

※今回の記事には「その1」しかありません(笑) 
リクエストでもあればその2を書いてみます。


ところでコロナ自粛真っただ中の4月中旬に、ニュースを見ていて素敵な企業を見つけました。その時のプレスリリース記事がこちらです。


そこで僕は問い合わせ先に次のようなメールを送りました。
「はじめまして、4bunnno3 北村と申します。僕は、今回の御社のプレスリリースにおける障がい者雇用における就労定着の専門家です。
川崎市と一緒に作成したK-STEPは、現在では日本中の福祉事業者が障がい者のトレーニングの際に利用されています(130拠点以上)。また、・・・(割愛 僕の実績を書きました)
さて、ご連絡をしたのは、単純に面白い会社を見つけた!と思ったからです。可能であれば一度、代表の廣田さんとお話してみたいと感じました。そして、双方が繋がるところがあれば、ご一緒に何かを実現できるかもしれないと思います。ご多忙と思いますし、御社が私を面白いと思うかどうかも不明ですが私はこうやって繋がりを広げてきています。もし、何かお感じになることがあれば是非ご返信頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。」

そうすると、窓口の方が僕のHPをご覧になったうえですぐに返信を下さいました。社長とのWEBでの面会をしたのは6月になってからですが、その時は予定時間を越えて非常に楽しく情報交換をさせて頂きました。たくさんご質問も頂き、僕の仕事にも興味をもって頂きました。僕も社長が歩んだ道のりを伺うことで、社員をしあわせにすることが仕事だと考えている社長の本気の理由がわかりましたし、こんなに素敵な企業の存在を知れたことが嬉しかったです。そのあとFacebookでも繋がらせて頂いています。

新しいつながりを作るお仕事って楽しいなぁとつくづく思うのです ^^)


<今回登場した企業さま>
 株式会社ゲットイット

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