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川崎市からの依頼で支援者向けの「雇用企業の多様性意識を引き上げるキラパタ定着支援研修」の初日を実施しました

2019.08.26

report

2018年に始まった就労定着支援は障害のある方の就労や、就労に伴い生じる生活面での課題を解決することで、安定就労を実現するための施策です。

川崎市 障害者雇用・就労推進課では僕が開発・普及に関わってきた、セルフケアスキルトレーニングのツール「K-STEP」や、現場の受容力を強化するツール「多様な人たちが輝くためのパターン・ランゲージ(通称:キラパタ)」といった独自のノウハウを利用して、就労定着をサポートしたいと考えており、昨年から研修を実施しています。

2日で行われる初日のこの日は、活躍のアイデア会議を運用するノウハウを学んで頂きました。ご参加者で、ご当事者・支援者・職場の上司や同僚などの役割に分かれて頂き、実施します。

役割になりきることで、今までに感じたことのない感覚や考え方が自分の中に浮かぶことを経験しながら、活躍のアイデア会議を運用する際のポイントに気づいていただきます。

楽しく学びがあるからでしょう、グループ内ではどんどん意見交換が進みます。
そこでハタと気づくのが、「自分の組織でもここまでの情報交換や学びの共有はしてこなかった」ということ。

就労定着という事業はまだ始まったばかりですから、同じ事業所の仲間がそれぞれ独自の取り組み方でソロ活動するのではなく、同じ型や共通言語を使いながらそれぞれの経験を共有し、学び合うことが成長への早道なのです。

2回目は10月末に実施します。
それまでに、ご参加者は実際に「活躍のアイデア会議」を実施するという宿題が課されています。大変だと思いますが、成長した姿で次回戻ってきてくれることを楽しみにしています。


<ご紹介した組織>
川崎市 障害者雇用・就労推進課

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